『ウォーキング・デッド』のスコット・ウィルソンが死去した。76歳だった。同人気ドラマのハーシェル役で知られるスコットが、白血病の合併症により亡くなったことを代理人ドミニク・マンシーニがTMZに伝えた。
詳細についてマンシーニは明かさなかったものの、スコットについては「国宝であり、落ち着いた声で、彼に関わった人全てに優しい人だった」と評している。
『ウォーキング・デッド』の製作総指揮のアンジェラ・カンは、シーズン4で殺されたスコット演じるハーシェル・グリーンが7日(日)にアメリカで放送が開始されたシーズン9に再登場すると明かしていたばかりだった。
同番組を放送するAMC局の広報はザ・ハリウッド・レポーターにこう語っている。「スコットは素晴らしい俳優としてずっと記憶されることでしょうし、私たちはそれ以上に良い人間として彼のことを知れたことを幸運に思います。『ウォーキング・デッド』のハーシェルという彼の役柄は、この番組の感情的な核の部分にあたりました。日常におけるスコットのように、ハーシェルはこれまで私たちのキャラクターたちの選択を説明してくれるような存在でした。奥様をはじめとするご遺族、ご友人と彼のことを愛した何百人ものファンの皆様に心よりお悔やみ申し上げます。スコットは偲ばれることでしょう」
さらに『ウォーキング・デッド』小説版の公式ツイッターは故人の訃報に関して、「『ウォーキング・デッド』でハーシェルを演じた素晴らしい俳優スコット・ウィルソンが76歳で亡くなったという報せにとても消沈しています。ご遺族やご友人の皆様にお悔やみ申し上げます。安らかに眠れ、スコット。皆、君が大好きだ」と声明を発表している。
『冷血』や『ヤングガン2』、『G.I.ジェーン』、1974年の『華麗なるギャツビー』などの映画作品に出演してきたスコットは、1980年に『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』のキャプテン・ビリー・カットショー役でゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞したことをはじめ、 『CSI:科学捜査班』『ロー&オーダー』や『トワイライト・ゾーン』、『Xファイル』などのドラマにも出演していた。