タイリース・ギブソン(39)が養育費を巡った元妻ノルマとの法廷争いで勝訴した。「ワイルド・スピード」シリーズなどでおなじみのタイリースは、11歳の娘シェイラちゃんを共に育てているノルマが仕事に関係のない用事を済ませている時や、家事で忙しいだけの場合には養育費を負担しなくて良いという条件を勝ち取ったとTMZが報じた。
しかしタイリース側の要望が全て通ったというわけではなく、ノルマの「職業について制限は設けない」として、ライフコーチとしての能力を身に付けたり、執筆活動や芸術活動をしている間のベビーシッターの料金については今後もタイリースに要求できることになったという。
また、ノルマから要求される経費の内訳や何に時間を費やしたのかについて記録を取ることをタイリースは求めていたが、仕事に費やした時間の帳簿を付けることを提案された程度でその要求は棄却された。
2年間の結婚生活を経て2009年にタイリースと破局しているノルマは今年の8月、自分の生活があるとして1日7時間子供を預ける必要があると主張していた。その際ノルマが執筆活動や家事で忙しいと発言したことを受け、タイリース側は全ての費用は裕福なタイリースがまかなえるため、ノルマは自分が仕事をする必要を全く感じていないようだと指摘していた。
また、ノルマが無職のため、他人に子供の面倒を見てもらう必要はないとして、請求されている1時間25ドル(約2800円)という子供の預け先が本当に存在するのか証明するため、領収書を提示するよう求めたほか、ノルマが娘を置いてディナーに出かけるときなどのベビーシッター代を自分が払う義務はないのではないかと主張していた。
一方でノルマがタイリースに養育費を求められる条件について法廷側が設定していないことも非難している。