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to不定詞を使いこなそう 〜 ②形容詞的用法

前回の記事ではto不定詞の名詞的用法についてお話ししました。

今回はto不定詞の形容詞的用法について解説していきます。

to不定詞の形容詞的用法とは

to不定詞が名詞を修飾する形は「名詞+to+動詞」で構成されます。

この形容詞的用法では、「〜するための」や「〜すべき」といった意味を持ち、前に置かれた名詞について詳しく説明する役割を果たします。

また、不定詞が修飾する名詞には、不定詞の「主語関係」と「目的語関係」の2種類の関係が存在します。

主語関係の場合

修飾される名詞が不定詞の主語になる場合、その名詞が何かをする役割や目的に関連していることを示します。

He was the first person to receive the award.(彼はその賞を最初に受賞した人だった)

上の文では、to receive the award は直前の名詞 the first person を修飾しており、the first person は receive the award の主語の働きをしています。

直訳としては、「彼はその賞を受け取る最初の人だった」となりますが、もう少し自然に訳すと「彼はその賞を最初に受賞した人だった」となります。

I need someone to help me with my homework.(誰かに宿題を手伝ってもらいたい)

There was no one to help him.(彼を助ける人は誰もいなかった)

目的語関係の場合

修飾される名詞が不定詞の目的語になる場合、その名詞が行動の対象になることを示します。

He has something to say.(彼には言うべきことがある)

上の文では、to say は直前の代名詞 something を修飾しており、something は say の目的語の働きをしています。

直訳としては、「彼は言うべき何かを持っている」となりますが、実際には「彼には言うべきことがある」と訳すのが自然です。

She gave me a book to read.(彼女は私に読むための本をくれた)

I bought some cookies to share with my friends.(友達と分け合うためのクッキーを買った)

また、下記の例文のように、文の最後が前置詞で終わる場合もあります。

She is looking for a friend to talk to.(彼女は話し相手を探している)

I have nothing to complain about.(私には不満を言うことは何もない)

That’s a great place to live in.(そこは住むのに素晴らしい場所だ)

このような場合、文の最後にあるtoやabout、inなどの前置詞は省略することができないことに注意しましょう!

まとめ

・to不定詞の形容詞的用法:「~するための」「~すべき」という意味で、名詞を修飾する

主語関係では名詞が何らかの行動をとることを示し、目的語関係では名詞が行動の対象となることを示す

・文の最後が前置詞で終わる場合、前置詞の省略はできない

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