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「現在完了形」攻略ガイド: 使い分けのコツを解説

現在完了形と言うと、「過去形と何が違うの?」「どういう場面で使えばいいの?」といった疑問を抱く方も多いでしょう。

この記事では、現在完了形の基本的な使い方から、よくある間違い、そして使い分けのコツまで、わかりやすく解説します。

1. 現在完了形の基本形

現在完了形の基本形は次の通りです。

主語 + have/has + 過去分詞

  • I have visited Kyoto three times. (私は京都を3回訪れたことがあります。)
  • She has already finished her homework. (彼女はすでに宿題を終えました。)

2. 現在完了形の基本的な意味と使い方

現在完了形は大きく3つの使い方があります。それぞれの特徴と例文を見てみましょう。

(1) 経験

何かを「したことがある」という経験を表します。この場合、具体的な時期を示すことはできません。

  • Have you ever been to France? (フランスに行ったことがありますか?)
  • He has never tried sushi before. (彼は寿司を食べたことがありません。)

ポイント:
ever(今までに)」や「never(決して)」とよく一緒に使われます。

(2) 完了・結果

ある行動や出来事が現在に影響を与えていることを表します。

  • I have lost my wallet. (財布をなくしてしまいました。)
    → 現在も財布が見つかっていない。
  • She has already sent the email. (彼女はすでにメールを送りました。)
    → メールは今送信済みである。

ポイント:
already(すでに)」「just(ちょうど)」「yet(まだ)」などの副詞がよく使われます。

(3) 継続

過去のある時点から現在まで続いている状態を表します。

  • We have lived in Tokyo for five years. (私たちは東京に5年間住んでいます。)
  • He has been sick since last week. (彼は先週から体調が悪いです。)

ポイント:
for(~の間)」や「since(~以来)」といった期間を示す表現と一緒に使います。

3. 現在完了形と過去形の違い

よく混乱しやすいのが、現在完了形と過去形の違いです。これを明確にするために、以下の比較表を見てみましょう。

現在完了形過去形
「現在とのつながり」を意識する「過去の出来事」を強調する
時間を特定しない(ever, neverなど)過去の具体的な時点を示す(yesterday, last yearなど)
例: I have seen that movie.
(その映画を見たことがあります。)
例: I saw that movie yesterday.
(昨日その映画を見ました。)

ポイント:
「具体的な過去の時間を示す表現(yesterday, in 2010など)」とは一緒に使えないことに注意しましょう。

4. 現在完了形でよくある間違い

(1) 過去形と混同

× I have visited Kyoto last year.
I visited Kyoto last year.
→ 現在完了形は具体的な過去の時点を示す場合には使えません。

(2) 意味の違いを無視

「for」と「since」を間違えると意味が変わります。

  • I have worked here for 3 years. (私はここで3年間働いています。)
  • I have worked here since 2020. (私は2020年からここで働いています。)

まとめ

現在完了形は、「今」と「過去」のつながりを表現するための非常に重要な文法です。

基本的な使い方を押さえつつ、実践的な練習を繰り返して、正確に使えるようになりましょう!

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