英語との出会いは7歳の頃
英語との出会いは7歳の頃、父親の仕事の関係でイギリスのケンブリッジに1年間滞在したときです。現地校に通い、英語を使って異なる言語や文化を持つ人たちと触れ合った経験は、後の私の英語学習や生き方に大きな影響を与えました。イギリスでの経験が大きなモチベーションとなり、日本でも英語学習を続けました。教科書の丸暗記など古典的な勉強方法や大学受験で覚えた無数の例文も「型」としての英語の基盤になりました。
大学では、オーストラリアのUNSW (University of New South Wales)に1年間留学する機会を得ました。幼少から続けていたクラシックバレエの経験も活かして現地学生と共にダンス教育を学びました。また、ヨーロッパやアジアから来た留学生と英語をツールとして国際交流を深めたことは私の仕事観や人生観の原点になっています。カナリア諸島出身の現在のスペイン・ドイツ人の夫ともこの時に出会いました。
我が家は日独西のポリグロッツ一家
大学卒業後、外資系企業に勤め、米国本社やアジア、ヨーロッパにいる多国籍な同僚と共に、ITや医療の専門資格試験をコンピューターで配信する事業に携わりました。世界中で配信される資格試験の運用を担当していました。30歳を機に、幼少の頃からの夢であった教員の道に進むことを決め、都立中等教育学校で実践的な英語の授業をする夢を実現させました。
第一子を出産した後、保育士免許を取得して保育園に勤め、英語の歌や英語での遊びを乳幼児と行いました。第二子を出産した後は、ヨガインストラクターの資格を取得し、2017年家族で夫の故郷であるスペインのグラン・カナリア島に移住して以来、地元の方や観光者にヨガレッスンを開催しています。
ようやくスペイン語でもヨガレッスンを開催するようになりました。子どもたちは、現地スペインのドイツ人学校に通い、夫とはドイツ語、私とは日本語で育っています。日独西のポリグロッツな一家です。
週末には家族で自然を満喫
海外生活では日本食材を手に入れるのが大変ですが、家庭菜園や現地の食材を活用した日本食作りが趣味です。庭で栽培しているびわやレモン、いちじくなどの果樹やローズマリーやミントなどのハーブを最大限に活用することが好きです。
びわジャムやびわの葉茶を作ったり、いちじくの葉を柏餅の葉に代用したり、レモンから天然酵母をおこしパンを焼いたり、ハーブの枯草菌を活かして納豆を作ったり、娘の大好物のたくあんは種から大根を育てて作ったり…ハイキングやビーチに出かけたりもします。温暖な春気候のグラン・カナリア島で、自然に感謝しながらヨガの太陽礼拝をするという時間が日々の癒しです。
まずは好きなことからスタートして継続する
英語を楽しく習得するには、自分が好きなことからスタートするのが一番の近道だと思います。音楽、料理、スポーツなど、自分が好きなことを英語で学習すると、自然と英語が身につきます。「〜したい」という気持ちを大切にしながら、好きな分野から学習を深めていくことで英語レベルを上げることができると思います。ただ、好きという瞬発力だけでは足りません。持久力を養うように、英語の基礎をしっかりと作ることも重要です。
日本語でも、一つの漢字には音読みと訓読みがあり、文脈で読み方が決まるものがあります。私の子どもたちも音読を継続することで格段に日本語のレベルが上がりました。英語の単語も同様で、コロケーションや文脈で意味が決まってくる単語も多くあるため、例文をたくさん読んで、口に出し、自然に口から出てくるようにする「型」の練習が大切です。「型」は言語に限らず、スポーツや芸術、何事にも通ずる考え方なのはみなさんもご存知かと思います。
みなさんが英語を自然に話すことができるよう、丁寧で親切な指導を心がけています。楽しく英語学習を続けていきましょう。