「must」と「have to」どっちを使う?違いを解説! | POLYGLOTS レシピー(ポリグロッツ) | 続かない英語学習は終わりにしよう。好きを学びに。

polyglots

「must」と「have to」どっちを使う?違いを解説!

英語学習者の皆さんが「must」と「have to」の使い分けに戸惑うことは少なくありません。​どちらも「〜しなければならない」という義務や必要性を表す表現ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。

今回は、「must」と「have to」の意味や使い方の違いを詳しく解説していきます。​正確な使い分けを身につけて、英語表現の幅を広げましょう。

1. 基本的な意味と使用法

・must:
・意味:義務や必要性をあらわす

    フォーマルな文書や公式な場面でよく使用される


・I must finish my homework. (私は宿題を終えなければならない。)

・You must wear a seatbelt.(シートベルトを着用しなければならない。)

・We must respect the rules.(私たちは規則を守らなければならない。)​
・have to:
・意味:義務や必要性をあらわす

    日常会話やカジュアルな文脈で頻繁に使用される


・I have to go to school early tomorrow.(私は明日早く学校に行かなければならない。)

・She has to follow the company’s rules.(彼女は会社の規則に従わなければならない。)

・I have to finish my homework before dinner.(私は夕食前に宿題を終わらせなければならない。)​

   

2. 形の違い

  

mustは現在時制でのみ使用され、過去や未来の表現には適していません。そのため、過去や未来の義務を表す場合は、すべての時制で使用可能な”have to”を適切な形に変更して使用します。

過去
・I had to study last night.(私は昨夜勉強しなければならなかった。)

・She had to cancel her trip due to an emergency.(彼女は緊急事態のため旅行をキャンセルしなければならなかった。)

未来
・You will have to take an exam next week.(あなたは来週試験を受けなければならないでしょう。)

・They will have to find a new place to live soon.(彼らはすぐに新しい住まいを見つけなければならないでしょう。)​

  

また、「must」と「have to」を疑問文にする場合ですが、

mustは助動詞であるため、文頭に置いて疑問文を作成します。


・Must I attend the seminar?(私はセミナーに出席しなければなりませんか?)

・Must we bring our own lunch?(私たちは自分の昼食を持参しなければなりませんか?)

  

一方have toは一般動詞の形をとるため、”do/does/did”を用いて疑問文を作成します。


・Do I have to attend the seminar?(私はセミナーに出席しなければなりませんか?)

・Does she have to attend the meeting?(彼女は会議に出席しなければなりませんか?)

   

3. 否定の意味に注意!

  

基本的な意味がかなり近い「must」と「have to」ですが、否定形になると大きく意味が異なります。

・must not
意味:禁止を表し、「〜してはいけない」という強い制限を示します。


・You must not smoke here.(ここで喫煙してはいけません。)

・Children mustn’t play with matches.(子供たちはマッチで遊んではいけません。)

  

  • don’t have to / doesn’t have to:
    意味:義務がないことを表し、「〜する必要はない」という意味になります。

・You don’t have to come to the meeting.(会議に出席する必要はありません。)

・She doesn’t have to cook dinner tonight.(彼女は今晩、夕食を作る必要はありません。)

  

4. まとめ

  

いかがでしたか?

これらの違いを理解し、「must」と「have to」を適切に使い分けることで、英語表現の幅が広がります。実際の会話や文章で意識して使ってみましょう。

好きを学びに

Learn what you love

世界で活躍するための成長をサポート