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関係代名詞を習得しよう! 例文付き完全解説

英語学習で避けて通れない「関係代名詞」。基本的な文法だからこそ、なんとなくで使ってしまっていませんか?

今回は、関係代名詞の基本的な使い方から、場面に応じた活用ポイントまで、例文付きでわかりやすく紹介します。どの場面でどの関係代名詞を使えばいいか、マスターしていきましょう!

1. 関係代名詞の基本

 

関係代名詞は、2つの文を1つに結びつけるために使われる語で、名詞を修飾する役割を持っています。関係代名詞を使うことで、より簡潔で自然な文章になります。

たとえば、

I have a girlfriend. She is very good at cooking.

という2文があります。もちろんこのままでも間違いではありませんが、日本語で「私には彼女がいます。彼女はとても料理がうまいです。」というと少しぎこちない感じがしませんか?

この2文を関係代名詞を使ってまとめると、

I have a girlfriend who is very good at cooking. 

と表すことができます。「私にはとても料理のうまい彼女がいます。」の方がより自然になりましたね。ここで用いた “who”の役割をする語が、関係代名詞です。

関係代名詞には主格目的格所有格の3つがあり、それぞれ関係代名詞が文中で果たす役割によって使い分けられます。

主格

まず、文中で主語の役割をする主格です。主格の関係代名詞は次の3つになります。

who: 人を指すときに用いる

The girl who is singing is my sister. (歌っている女の子は私の妹です。)

  

which: 人以外(物や動物など)を指すときに用いる

The book which is on the table is mine. (テーブルの上にある本は私のものです。)

  

that: 人・物のどちらにも使える。他の2つよりも口語的な表現

The man that lives next door is a doctor. (隣に住んでいる男性は医者です。)

目的格

次に、文中で目的語として機能する目的格です。

whom: 人を指すときに用いる。少しフォーマルな表現

例: The boy whom you met yesterday is my brother.(昨日あなたが会った少年は私の弟です。)

  

which: 物を指すときに用いる

例: The movie which I watched was amazing. (私が観た映画は素晴らしかったです。)

  

that: 人・物のどちらにも使える

例: The dog that I adopted is very friendly.(私が引き取った犬はとても人懐っこいです。)

目的格の関係代名詞は、カジュアルな文脈では次のように省略することもできます!

The book that I borrowed was interesting. (私が借りた本は面白かったです。)

        ⇩

The book I borrowed was interesting.(私が借りた本は面白かったです。)

所有格

次に、文中で目的語として機能する目的格です。

whose: 人・物のどちらもの所有に使える。物に使うと少しフォーマルな印象に

例: The boy whose bike was stolen is crying.(自転車を盗まれた少年が泣いています。)


2. 制限用法と非制限用法

  

関係代名詞を学ぶ上で次に重要なポイントは、制限用法と非制限用法です。

関係代名詞には制限用法と非制限用法の2種類があり、この2つはどれだけ「重要な情報」を伝えるかで使い分けます。

制限用法

その部分がないと「どの人・物を指しているのか」わからない、必要不可欠な情報を補足するときの用法です。
たとえば、

The students who study hard will pass the test.

(一生懸命勉強する生徒がテストに合格します。)

という文は、「一生懸命勉強する生徒」だけが合格するので、関係代名詞が示すwho study hard「どの生徒か」を特定するのに必要な情報です。

非制限用法

その部分がなくても「どの人・物を指しているのか」わかるけれど、補足情報としてちょっとした説明を付け加えるときに用いられます。

The students, who study hard, will pass the test.

(その生徒たちは、一生懸命勉強して、テストに合格します。)

この文では、「その生徒たち」が、一生懸命勉強することで、テストに合格するという追加の情報を関係代名詞が担っています。

使い分けのポイント

  

この2つの用法を区別するのに重要なのは、カンマの有無 です。

カンマを使って関係代名詞を繋いでいる場合は、文に補足の情報を追加している非制限用法です。制限用法の場合は、カンマを用いずに必要な情報を組み込みます。

①The house that has a blue roof is mine. (青い屋根の家が私の家です。)

②The house, which has a blue roof, is mine. (その家は青い屋根で、私の家です。)

この2文の場合、カンマがない①が制限用法、②が非制限用法になりますね。

もうひとつ重要なのは、関係代名詞の非制限用法では、thatは使えないということです。thatは情報を「限定する」や「絞り込む」というニュアンスが強い言葉なので、補足情報を追加する非制限用法では用いることができないんです。

これを覚えておけば、thatが使われていたら、制限用法だ!と判別できますね。

3. 例文で確認

  

ここまで、関係代名詞の基本的な種類と使い分け、そして2種類の用法の違いを学んできました。最後に、今日学んだことを実際の例文で確認してみましょう。

①主格-制限用法

The teacher who teaches math is very kind.

(数学を教えている先生はとても親切です。)

②主格-非制限用法

My math teacher, who teaches at our school, is very kind.

(私の数学の先生は、私たちの学校で教えているのですが、とても親切です。)

③目的格-制限用法

The bag which I bought yesterday is already broken.

(昨日私が買ったバッグがもう壊れています。)

④目的格-非制限用法

The bag, which I bought yesterday, is already broken.

(そのバッグは、昨日私が買ったものですが、もう壊れています。)

⑤所有格-制限用法

The house whose roof is blue belongs to my uncle.

(屋根が青い家は私のおじのものです。)

⑥所有格-非制限用法

The house, whose roof is blue, belongs to my uncle.

(その家は、屋根が青いのですが、私のおじのものです。)

4. まとめ

  

いかがでしたか? 関係代名詞は、ルールを覚えてしまえば簡単に見分けたり使い分けたりできる便利な文法です。

たくさん例文に触れて、関係代名詞を使った自然な表現をマスターしていきましょう!

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